日本近現代史(日本史A)の授業中継をはじめます


高校の日本史A(日本近現代史)の授業を再現
新しくホームページを立ち上げることにしました。
目的は、2016年3月まで高校でやっていた日本近現代史(科目名は「日本史A」)の授業を再現することです。
入試目的でも、オタク話だけ?!でもない、フツウの高校のフツウの授業、できるだけ等身大の授業を、再現したいと思います。
授業で行うように、生徒の興味を引き定着をはかるための怪しげ?!な話や、大胆過ぎる仮説もつかいます。歴史は現在を深く考えるための科目と思っていますので、「歴史の中に現在を考えるヒントがある」という姿勢で進めます。
そのため、ゆきすぎがあってもはご容赦ください。
何、アホなこというとるね!」と笑われることもあると思いますが、「まあ、その程度のものや」と聞き流していただければと思います。
授業の背景にある高校生の姿や教育をめぐる課題も
サブテーマとして、授業のねらい、なぜこのような授業になったのかという背景、高校生にたいする見方とか、さらには教育行政とか、教育にかかわって思いついたことなどもできればアップしていきたいと思っています。
なぜ授業中継を始めるのか
このHPにはいくつかの狙いがあります。
個人的な事情から
まず「定年後、何かしなければボケてしまうのでは」というまったく個人的な理由です。
「定年になったのに、今までと同じ仕事をするというのも芸がない、でも他にやるも見当たらない。」
ということで、四〇年足らずの間やってきた内容を少しずつまとめてみようと思いました。
先生方の参考になれば
次に、私のつたない授業内容が、日本史を教える先生方の何かの参考になればということです。
若い先生(若くない先生も・・)の授業を見ていて、「どういうねらいで、何を伝えたくて歴史を教えているのだろう」と気になることがあります。「こういう風に説明した方が分かりやすいだろうな」と感じることもあります。
急に日本史を教えることになった」「日本史Aはどうも苦手だ、どのように説明をしたらいいか分からない」とか「いくらやってもうまくいかない」といった先生もおられると思います。
このような苦労している先生方に、少しでも参考になればと思っています。
等身大の高校日本史の授業について知ってほしい
よく「授業では教えない日本史」といった本が出版されます。見てみると、多くは生徒が興味を持たないようなエピソード、限られた時間の中で無理といった内容、事実として?いう場合も多いのです。他方、「オレ教えてるけど」といった内容もあります。
教科書しか教えていないと思われると、大間違いです。
多くの人は、「高校の授業は、教科書をなぞっているだけ、それを覚えさせるだけ」といいます。たしかに、そういう授業が多いし、ときには私もそうなっている事もあります。
しかし、多くの教師は、生徒になんとか分かってほしい、伝えたいと悪戦苦闘しているんだということも理解してほしいと思います。
等身大の高校日本史の授業について知ってほしいのです。
読み物として
さらに、フツウの高校の授業ですから、フツウの人が見ても分かる程度の内容だと思います。読み物代わりとして見ていただければと思います。
できる限り、正確を期すつもりではありますが、歴史学の専門的な研究に携わっている訳ではなく、しっかりと研究史を踏まえているわけでもありません。歴史学の立場からすれば、問題だらけの内容だと思います。
その程度のものだとご承知の上で、ご覧ください。
若い人たちに
最後に、高校生をはじめとする若い人たちに、いろいろな形で使ってもらえればと思います。
授業の参考でもいいですし、考査前の復習に、あるいは歴史を少し勉強しようかなといった方も大歓迎です。
他方,「歴史をしっかり学ぼう」とか、「入試で日本史をとるから」という人には、不向きです。念のため…。
いろいろと使っていただければと思います。
最後に、わがまま勝手なお断りを。
日本史Aという教科は、江戸時代の後期から現在まで、別の言い方をすれば、日本近現代史を範囲としている科目です
日本近現代史が範囲ということは、明治以来、「日本」という国家がアジアの人々、日本に住む人々に対しても行った、さまざまな暗い出来事に触れざる得ません
その暗さに耐えかねて、歴史研究の世界では常識であることさえ「そんな事、あるはずがない」とか「どこの国でもやっていることだ。たいした問題でない」とか「暗い面ばかり強調する」とかいわれる方が多くおられるます。 当たり前の事実・常識すら「偏向している」と攻撃を加えられる分野です。
大阪の学校で出題された沖縄戦に関するあまりにも常識ともいえる考査の問題に対し、ある全国紙が「トンデモ問題だ」とキャンペーンを張ろうとしたこともありました。あまりに…すぎてだれも相手にしなかったようですが。
「 日本史」、とくに「日本近現代史」は、「歴史への無知」からか、意図的であるかは別として、歴史的事実をゆがめようとする動きがとみにひどくなっています
そして、理性的な態度、批判とはとうていいえないような口汚いいい方をされる方も多く見受けられます。
このページにも、いろいろなご意見や意見ととすらいえない「お言葉」?!をいただけそうだと思います。
意見を異にする方からの、本来なら傾聴すべきご意見、ご批判もいただけるだろうと思います。
筆者の回答は遠慮します。
厳しいご意見が山ほどあるとは思います。
まことに申し訳ありませんが、
直接回答を迫られることはご遠慮ください。
返事もしませんので、ご容赦ください。
 
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